消防士採用試験の内容

試験

消防士になるには、採用試験を突破しなくてはなりません。

その採用試験の内容は、試験科目で言うと、

  • 教養試験
  • 論文試験(作文)
  • 体力検査・身体検査
  • 適性検査
  • 面接試験

です。

ごく一部の自治体で、この他に「専門試験」があります。

普通は消防士の採用試験に公務員の専門試験(政治学や法律、社会学などの文系科目)は要らないのですが、千葉市や神戸市など全国の数カ所の政令指定都市では消防士でも専門試験があります。

したがって、これらの自治体で消防士の採用試験を受ける場合には、地方上級の公務員試験を受けるときと同じ対策が必要になります。

教養試験

すべての自治体で実施される公務員試験の基本です。

120分で40問程度の5択問題に答える形式がほとんどです。

科目は、以下の表のとおりです。

一般知能 文章理解 現代文・古文・英文などの読解力を試すもの
判断推理 論理的なパズルに似たもの
数的推理 数学的なパズルに似たもの
資料解釈 表やグラフを用いた資料の読み取り問題
一般知識 社会科学 政治、経済、社会 等
人文科学 思想、日本史、世界史、地理、文学・芸術 等
自然科学 数学、物理、化学、生物、地学 等

論文試験(作文)

主に二次試験で行われる試験で、社会問題などについて論述します。ほとんどの自治体で実施されています。

60分から120分で、800字から1,200字程度の作文を書くことが多いです。

体力検査・身体検査

体力検査では、上体起こし、握力、長座体前屈、反復横跳び、立ち幅跳び、シャトルランや1,500m走などがあります。

身体検査では、身長や視力などの身体基準を満たしているかどうかのチェックがされます。

例えば、東京消防庁の身体基準は以下のとおりです。

男性

  • 身長:おおむね160cm以上
  • 体重:おおむね50kg以上
  • 胸囲:身長のおおむね2分の1以上
  • 視力:矯正視力を含み、両眼で0.7以上、かつ、一眼で それぞれ0.3以上、赤色、青色、黄色の色彩の識別ができること
  • 聴力:左右とも正常
  • 肺活量:おおむね3,000cc以上

女性

  • 身長:おおむね155cm以上
  • 体重:おおむね45kg以上
  • 胸囲:身長のおおむね2分の1以上
  • 視力:男性と同じ
  • 聴力:左右とも正常
  • 肺活量:おおむね2,500cc以上

適性検査

性格診断のようなもので、特に対策は必要ありません。

質問に「はい」「いいえ」「わからない」で答えていくものなど、いろいろです。思うとおりに答えていれば大丈夫です。

面接試験

教養試験というペーパーテストで足切りされず無事に二次試験以降に進んだ場合、この面接試験が合否の重要ポイントです。

一人で面接する個別面接のほか、受験生が複数で行う集団面接の場合もあります。

公務員試験の仕組みは一次試験の教養で足切り、二次試験の論文と面接で合否判定となっているので、ここできちんとした応対ができるかどうかが大事です。

話す内容やマナーなど「ちゃんとしている」と思ってもらえるように、対策をしましょう。

ちなみに、面接のポイントは「すごい人だ」と思ってもらうことではなく「ちゃんとしているな」と思ってもらうことです。スーパーマンを目指す必要はありませんので気をつけてください。