無事に消防士採用試験に合格し、春を迎えると、消防学校が始まります。
この消防学校、訓練はどんなことをするのか、期間はどれくらいなのか、給料はどうなっているのか、気になるところだと思います。
座学と実技
消防学校のカリキュラムは、座学と実技からなっています。寮で共同生活をしながら、消防に関する法令や技術的な知識を勉強し、実技で実際の消火活動の訓練をします。
東京消防庁の消防学校のカリキュラムは以下のとおりです。
基礎教育 | 法学概論、行政法概論、地方公務員制度、消防法規、組織制度、消防史、電気燃焼と消火、倫理、情操(講演) |
実務教育 | 消防活動理論、特殊災害活動理論、安全管理、地震・水災活動理論、都民防災指導、消防機械器具、建築、消防設備、査察、危険物、火災調査、指導広報、文書管理、OA機器取扱、消防英語、消防署実務研修 |
実科教育 | ポンプ操法、救助活動訓練、機器取扱訓練、体育、剣道、礼式・操練、実科査閲、自衛消防訓練、水防訓練 |
期間は約半年
消防学校の期間は約半年です。
その後は、消防署に配属されて、さらに半年間実地訓練を行います。
給与は支給される
研修期間中とはいえ、既に公務員として採用されていますから、給与は支給されます。
その間だけ金額が安いといったこともありません。
逆に言えば、もう「学生」ではないのです。税金から給与をいただいている公務員として、しっかりとした社会人の自覚を持って勤めることが大事です。