消防士の年収はどれくらいか

一万円札

消防士の年収は、入った年や年齢、学歴や職歴、また階級などによっても変わってきます。

各消防本部によって給与水準に違いがあるので、ここでは東京消防庁を例にします。

一般的な平均年収や初任給、30代40代ごとの平均年収などについてみていきます。

平均年収はどれくらいなのか

一万円札

各種の手当を除いた純粋な給与だけで見た場合、全地方公共団体の消防職員の平均年収は約530万円(平均年齢は約41才)です(2008年度)。

一方、普通の公務員である一般行政職の平均年収は約550万円(平均年齢は約44才)です。

どちらも給与体系はほぼ同じですが、一般行政職のほうが少し平均年齢が高いので、給与も高めに出ています。

手当が多いので全体的に高め

普通の公務員にも残業手当などの手当がありますが、消防職員は、それに加えて特殊勤務手当というものがつきます。

消防業務手当(火災その他災害等の現場に出動した場合)、緊急出勤手当(緊急の業務のため出勤した場合)など、様々な手当がつきます。

休日や祭日に出勤した際、休日勤務手当というものもつきます。これらの手当がつくため、一般行政職に比べると少し高くなります。

手当込みで見ると、消防士の平均年収は655万円ほど、普通の公務員は648万円ほどです。

初任給はどれくらいなのか

給与明細

東京消防庁は、専門職、一類、二類、三類と採用区分があり、給与水準も違います。

2015年度の初任給は以下のとおりです。

 専門 約256,000円
一類(大卒相当) 約247,000円
二類 約227,000円
三類(高卒相当) 約208,000円

2015年1月1日現在

採用の時点ですでに5万円ほどの差があり、期末勤勉手当も10万円ほどの差があります。

東京消防庁の初任給は全国水準と比較しても高くなっています。

他の消防本部では東京消防庁のような分類がなく、初任給が15万円を切る場所もあります。

30代、40代の年収はどれくらいなのか

通勤する人

給与水準や期末勤勉手当の違い、昇給スピードも消防本部によって違うため、一概にこの年収であるとは言えませんが、2008年度の総務省による調査では、30代半ばで年収約460万円で、40代半ばで年収約610万円となっています。

一般のサラリーマンの給与水準より若干高いくらいで、決して高い給料とはいえません。

30代40代にもなると、結婚、出産、教育費が増えていく時期です。

また、マイホームや、車など、高額な出費も増えます。

消防職員は、基本給以外の手当がつくため、その手当が消防士のモチベーションにもなっているとも聞きます。

しかし、消防士は体力が必要なため、30代40代にもなると体力的にも厳しくなります。ケガや病気で余計な出費が出ないよう、健康管理にも気を付けなければならない年代なのです。